一昨日、3回目の新型コロナワクチン接種を受けてきました。 1,2回目はモデルナ社製だったのですが、交差接種すると抗体量が増えるらしいので、今回はファイザー社製で。 前回、前々回もたいした副反応は無かったのですが、今回も翌日まで接種部の痛みと多少の倦怠感はあったものの発熱はなく、これでしばらくは安心です。 今後、4回目は必要ないという状況になれば良いのですが。
さて、先日、とある企業でセミナーと相談会を行いました。 テーマは戦略的な特許出願活動についてで、私の考えと経験事例(前職の秘密保持義務もあるのでフェイクを入れつつ問題ない範囲で)についてお話しさせていただきました。 どこの会社も知財に関して同じような課題を抱えているようで、私も決して特別なこと、画期的なことをしていたわけではありませんが、何かの参考になれば幸いです。
なお、知財に限らず、色々な戦略について知ることは重要ですが、他社の成功事例だとしても、それはその環境があってのものなので、そのまま適用してもうまくいくものではありません。 知財活動の場合、対象商品・対象事業に関する市場動向、技術動向、競合(既存・潜在)の動き・自社との関係性、等の外部環境と、社内のリソース、技術開発力、開発陣・リーダーの意欲、トップの意志、等の内部環境によって、何をすべきか、何ができるか、どのようにすれば効果的か、が大きく変わります。 例えば、外部環境が似ていたとしても、内部環境が異なると同じ戦略をとることができなかったり、同じ戦略でも効果が得られないことが起こりえます。 重要なのは、自分たちを取り巻く環境を把握・理解し、それを勘案した戦略を導き出すことだと思います。
一方、特許出願活動については、戦略が不十分であっても完全に失敗に終わることはまず無いので、勇気をもって実行すべき、というお話をセミナーの締めにしました。 当初の戦略通りにはいかなかったとしても、出願がゼロということはないでしょうし、その出願が後に大化けして事業や会社を救うことがあるかもしれません。 何もしなければそのような奇跡も生まれないので、まずは実行することです。 セミナー後、その話に勇気を貰えた、と言って下さる方もいて、お話して良かったと思いました。